言の葉の雨が降りしきる

アイドルのことを中心にV6とかアイマスとか。

天ヶ瀬冬馬というアイドル

今週のお題が「私のアイドル」だそうで。
結構前からちまちま書いてた文章をいい機会なので載せてみることにしました。

※この記事は現在推敲中です。一時的に載せている状態なのでそのうち書き直します。

私には大好きなアイドルが2人いて、そのうちひとりが三宅さん。もうひとりが天ヶ瀬冬馬だ。
彼については、三宅さんに落ちたときの記事で少しだけ触れていた。
still-honig.hatenablog.jp
(ほっとんど触れてないに等しいので別に見なくても大丈夫です)


そろそろちゃんと書き留めておきたくなったので、出会った経緯から好きなところまでもろもろまとめてみようと思う。

アイドルマスターSideM

通称Мマス。私が今一番好きな作品。(ちょっと前までアニメもやってました)
46名いるアイドルの中で私が担当*1に選んだのが、天ヶ瀬冬馬だった。
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この冬馬くんの話をするより前に、Мマスとの出会いから順を追って話そう。

2016年、4月。
私は何かアプリを入れようと考えていた。それまでゲームの類は一切インストールしていなかったのだけど、Wi-Fiを使えるようになったことで、一個くらいゲーム入れてみてもいいんじゃない? と思ったことがきっかけだった。そうしてGoogle Playストアを眺めていたら、あるアイコンが目に付いた。それがМマス。本当はリズムゲームの類がやりたくて、Мマスはもちろんそうではなかったから、本当は当初の意図と違ったのだけど、ある理由からМマスが気になって仕方なかったのだ。

実はこの、数ヶ月前。詳しい時期は覚えていないのだけど(恐らく2015年末から2016年頭くらい)、Мマスの楽曲を試聴したことがあった。二次元のアイドル、ミュージシャンをまとめたサイトを見て、載っていた試聴動画を片っ端から聞いた。そのうちの一つがМマスだった。

m.youtube.com

試聴動画を見た時の印象は確か、「なんか凄いスタイリッシュだ…!」だった気がする。ジャケ写がキラキラしてて、オシャレだなあと思った記憶がある。楽曲の方はと言うと、「Drive a live」がとりわけ印象に残った。全てのグループで共通して歌われる課題曲。そういうのに弱いオタクだから。かつてハマっていたヘタリアや黒バスなんかもそういうのがあったし(それらはキャラによって歌詞がそれぞれ違うけど)。

結局そのときは動画を見たものの手は出さなかったわけだけど、こうやって再び巡り会ってしまった以上、ぜひМマスに触れてみなくてはという気になった。とりあえずもう1回試聴動画を見てみよう、そうだ、せっかくならニコニコで――と、ひとつひとつ見て回ったわけだ。ここでニコニコを選んだのは大正解だったと思う。何故かって言うと、コメントが流れるから。数あるユニットの一つ、ジュピターの試聴動画を見ていたら、いくつも流れていた言葉に興味を持った。
「5年間の不遇の時代を経て…」
正直うろ覚えなんだけど、多分そんな言葉。
5年間? 不遇? 過去?
ジュピターの歩んだ道をなんにも知らなかった私は、どういうことだろうと疑問に思った。から、調べた。

そして知った。
ジュピターは作中のみならず、現実でも茨の道を歩んだアイドルだったということに。
ジュピターは、Мマスが始まるよりも前、本家アイドルマスターのゲーム(アイドルマスター2)から出ているユニットなのだけど、その初登場で彼らは受け入れてもらえず、前途多難なスタートを切った。
このへんは9.18と調べて頂くのが早いと思うので詳しい説明は割愛するけど、簡単に言えば、他のキャラの出番を差し置いてまで現れた男キャラに、その他の不満やらなんやらが相乗効果として高まってヘイトが集中してしまった、という感じ。
登場したのが2010年。アニメにも出演したり、アルバムを出したりとしたものの、なかなか露出はなく、2014年にSideMとして日の目を見て、2015年に4年ぶりのCD、そしてその年の末、初めて彼らの声優がライブステージに立った。新しい居場所がなかったという意味では4年、現実のステージに立てなかったという意味では5年、彼らには空白があったわけで。

それだけでなく、彼らは作中でもなかなか苦労している。
これもまた、ジュピターと調べてもらえればと思うのだけど。かつて居た961事務所で、その到底清廉とは言えないやり方を知り、反発し、現在の315プロに移るまでの道のり。最近放映されたアニメの内容にのっとれば、移るまでの間にも1年のインディーズ期間がある。順風満帆だったとは言えないだろう。そんな理由ありの過去を背負いながらも今、事務所の後輩の多くに目標とされる存在として、先輩アイドルとして、輝いているのだ。彼らは。アニメのいくつかの描写を見る限りでも彼らが人気アイドルなのに違いはないが、そこで立ち止まることなくさらに上へ、上へと駆け上がろうとする。
そんな彼らの過去を知ってしまって、惹かれないなんてことがあるだろうか。巨大な木星の輝きに、引力に、引き寄せられないなんてことがあるだろうか。いや、ない。(反語)

凄く乱暴な言い方をすれば、私がジュピターに惹かれたのは、彼らの過去に魅せられたからだと言える。
……なんて、そんなことを言ってしまったら、彼らの不遇を想いながらも応援し続けた当時のプロデューサーたちに対して失礼かもしれない。過去をさも美談のように語るのはあまり褒められる所業じゃない。当時を知らない私なんかがそれをするのはもってのほかだ。だとしても、それでも、過去から彼らの今を知ったのに違いはないのだから。必死にジュピターを応援し続けたプロデューサーたちへの敬意も込めて、私は過去を背負い今輝くジュピターが好きだ、と言いたい。


そんなこんなで好きになったジュピター。
天ヶ瀬冬馬伊集院北斗御手洗翔太
3人まとめて大好きなのだけど、中でも私は天ヶ瀬冬馬の担当である。ジュピターを好きになったのは前述の通りとして、じゃあなんで中でも冬馬だったのかって言うと、多分、私の元々のキャラクターの好みのせいかなあと思う。私は昔から、主人公気質のキャラクターを好きになりやすい。歴代好きなキャラが松風天馬(イナズマイレブンgo)、黒子テツヤ(黒子のバスケ)、苗木誠(ダンガンロンパ)と、主人公勢揃いなところからも伺えると思う。(ちなみにさっきちらっと名前を出したヘタリアに関しては日本が推しなのでちょっと法則からは外れる)
とにもかくにも試聴動画を見たとき、ジャケ写の真ん中に立つ、見た目から何から主人公オーラビシバシな冬馬を見て、私は瞬時に確信した。

「あ、私、このキャラ好きになる」と。

性格も何も知らないのにそこまで思えた自分が今でもびっくりだ。多分、若干一目惚れも入っていた。(ちなみに天ヶ瀬冬馬の好きなところは?と聞かれたら真っ先に“顔”と言ってしまいそうなくらい、彼の顔が好きだ。今までの傾向から考えると好みの顔というわけではないはずなので不思議なのだが。)

試聴動画を見たあと、前述の通り色々調べたわけだが、そこで詳しいキャラクターを知って気持ちが変わる――わけもなく。むしろさらに好きになった。ぶっきらぼうで口が悪いわりに、クリームソーダが好きだとか。女の子と話すのが苦手だとか。さらに私の心に刺さったのが、ファンへの思いの強さ。プロ意識の高さ。それらは、ゲームを実際に始めてみたことでさらに実感することとなる。

ここで、個人的に響いた彼の言葉を集めてみる。ゲーム、アニメ、どちらからも。

仕事にデカイも小さいもねえ!
どんだけキツくても俺たちを待ってるファンがいるなら 這ってでもそこにいくのがアイドルってもんだろ!!
(ゲーム内雑誌)

俺たちは夢を届けるアイドルだからな
(ゲーム内雑誌)

Jupiterはみんなに笑顔と夢を届けるアイドルなんだ…って再確認したぜ
(ゲーム内雑誌)

今日のステージはファンのための場所だ。そういう話をするヤツは帰ってくれ。
(エムステ)

俺は…ファンにあんな顔をさせたくてやってきたんじゃない…
(Episode of Jupiter)

ありがとな! でも泣いてちゃ俺のステージがよく見えないぜ!
(ゲーム内雑誌)


これだけでも、彼の中のアイドル像だとか、ファンへの想いなんかが見えてくると思う。
共通して根底にあるのが、“アイドルは夢を届けるもの”だという認識。そして、“ファンを笑顔にすること”こそ、アイドルの仕事だという強い意識。

冬馬は、ファンに甘い言葉を囁くような所謂王子様系ではない。それはどっちかというと北斗のほうが近いし。“ファンの恋人”として振る舞うことでファンに夢を見せるタイプではなくて、かと言って、ファンが求めているものを的確に掴み、落とし込んでくる計算的なタイプでもない。
ここでジャニオタ的な話をすると、前者は手越くんや中島健人くん、後者は健くんあたりが当てはまると思っている。(健くんはまだしも手越くん健人くんは茶の間から見た判断なので全然違ったら申し訳ない。)
なんでここでジャニオタを突然覗かせたかと言うと、最近まで私は“アイドルの天才”とは上記二つのような属性のひとたちを言うと思っていたのだ。その考えの元で、後者に当てはまる健くんの、ファンの恋人スタンスではないにも関わらず完璧につくりあげられているアイドル性というものを自分なりに考察していて。そんな中、彼らと冬馬のアイドル性の違いに行き当たった。
冬馬の担当Pになり、冬馬のアイドル像を探っていく中で、彼もまた上記二つとは別の意味で“アイドルの天才”なのだと実感したわけだ。

“アイドルの擬人化”という風に彼が表現されているのを見たことがあった。それが、ものすごく腑に落ちた。
冬馬は、求められた“アイドルの姿”をつくりあげて提供するアイドルではなく、自然体に真っ直ぐにありのままに動くことでそれがすなわち彼の“アイドルとしての姿”となるタイプだと私は思っている。…うまく言えないのがもどかしい。養殖じゃなくて天然もののアイドルというか。まさにアイドルの擬人化なのだ。

先ほどあげたセリフにおいて言うと、彼は「夢を届ける」のがアイドルだと表現している。「夢を見せる」のではなく、「夢を届ける」なんだな、とふと思った。いや、彼のセリフを全てしっかり確認したわけではないので「見せる」って普通に言ってるかもしれないけど、それはそれとして妄想するだけならタダということで。
なんだろう、「見せる」と「届ける」じゃ結構違うと思うのだ。見せられた夢は、いつか覚めてしまう。アイドルを見ているときこそ夢見てる瞬間で、ステージ上がドリームかつデイドリーム。夢が覚めるのが死ぬより怖い我々ファンは、永遠に夢見ていられるようにアイドルを追い続けるのだろう。
そんな「見せる」夢が映画館や劇場で観るストーリーなら、「届ける」夢はリボンでラッピングされたプレゼントボックスのようなイメージ。ストーリーは劇場から出て帰ってきたら徐々に記憶から消えていく。でもプレゼントなら、受け取ってから、開いて、中身を見て、それからずっと大切に手元に残しておける。
ステージを見ている間以外も、アイドルを見ていられない間も、他でもないアイドル自身が届けてくれた夢がファンのそばで寄り添っていてくれる。そしてそれはいずれ、ファン自身が持つべき“夢”に重なって、明日へ一歩踏み出す力になってくれるのかな、なんて。

実際に、上に挙げたセリフの二つ目と三つ目、「俺たちは夢を届けるアイドル」発言はそういう信念から来るものだと感じて止まない。“アイドルになりたいという夢”を持ちながらも自信が持てない少年と出会った冬馬が、

歌もダンスもレッスンすればするだけ上手くなる
泣いてる暇なんかねーぞ!

お前が諦めない限り 夢は必ず叶うぜ

そう言って勇気づける。その有様を見た仲間(イベントを共にしていた握野英雄さん)に「流石」だと言われ、返す言葉が、「俺たちは夢を届けるアイドルだから」なのだ。
なれやしないなんて夢のないことは絶対に言わない。かと言って、なあなあに済ませたり、根拠なく大丈夫なんて言いもしない。ただ、「レッスンあるのみ」「諦めないこと」そう言って、少年が夢を描き続ける後押しをする。きっと少年は、「もっと頑張らなくちゃ!」と気持ちを高揚させたに違いない。
それこそまさに、彼にとって「夢を届けること」なのではないだろうか。ファン(少年も実際にジュピターファンだった)の夢を後押しし、叱咤激励をする。直接的にでなくても、冬馬が全力でアイドルとして輝くことで、ファンにとっての夢も輝くのだろう。きっとそれは、少年のように“アイドルになりたい”という夢でなくとも。どんな夢でも。


本当にびっくりするくらい、私の中の理想のアイドル像みたいなものと、冬馬が体言しているアイドル像が合致した。なんていうか、“アイドル”という概念への解釈違いが起こらないみたいな。
アイドルという仕事に誇りを持っているアイドルが好きなのだ。そしてやっぱり、ファンへの想いを隠さないアイドルが好きだ。ぶっきらぼうだし素直じゃないところがあるけれど、ファンへの感謝や愛はあまりにも素直に伝える。飾らない真っ直ぐな言葉で。そういうところが、本当に好きだ。冬馬は絶対にファンを悲しませるようなことはしない。そう確信できてしまうくらい、アイドルとして完成しすぎている。
さっき、冬馬の好きなところを「顔」と言ったけれど、もちろんそれも事実なのだけど、1番好きなところと言えばやはり、ここまで長々と述べてしまったアイドルとしてのスタンス、ファンへの想い、それら全部ひっくるめた「プロ意識」なのだなあ、と実感した。


途中から、SideMにハマった経緯というよりただの考察大会になってしまった。

なんやかんやあって好きになった、SideMと、天ヶ瀬冬馬というアイドル。知れば知るほど魅力が増す、色んな表情が見えてくる冬馬は、あまりにも魅力的なアイドルなので。少しでも、少しでもその魅力が伝わったらいいなぁ。と思うものの、妄想100%なこの記事ではちょっと難しいかもしれない。もしこんな拙文でも興味を持ってくださった方がいらっしゃったら、ぜひアイドルマスターSideMおよびジュピターそして冬馬に触れてみてほしいな、と思う。

冬馬のアイドル性について、まだまだ考察し足りないどころか、まだ見てないストーリー、雑誌等々色々あるので、もう少しちゃんと煮詰めてからまたあげ直したいなと思う。冬馬のアイドル性についての文章はもう少し膨らみそうなので、担当になった話とはまた別に分けて記事にするかも。それまで、しばらくの間この拙文を置いておきます。
ここまで閲覧ありがとうございました。

*1:アイマス界隈では推しよりもこの言葉を使う。プレイヤーがアイドルをプロデュースするプロデューサーだという認識に基づいてのこと

三宅健というアイドルに魅せられた話

最近、Twitterを辞めた。
辞めた、というとちょっと嘘になる。滅多に触らなくなった、というべきか。
そうしたら、自分の思いを言葉に残すことができなくなって、少し息苦しくなってしまった。Twitterはいわゆるオタ垢みたいなもので、日々のオタク活動のあれやそれを思うままに綴ることのできる場所だった。それを失ったことに加えて、リアルの友人で共通のジャンルを応援する人がいなかったことも、息苦しさをより助長した。
このままだと溜め込んだ気持ちが膨れて爆発する、とすら思えた。言葉を綴りたくて仕方なかった。そこで手を出してみたのがこのブログというわけだ。言ってしまえば日記だ。チラシの裏にでも書いておくべき程度のことかもしれないが、それはそれで何だかちょっと切ないので、この場をお借りしてひっそりと書き連ねてみようと思う。
 
そして。こういう場で最初に語るならやはり自担との出会いだろう。ということで、前置きはこの辺にしてタイトル通り三宅健くんのファンになるまでを備忘録として書いていく。
 

私は世間一般で言うところのオタクというやつだ。とはいっても、そのオタクのジャンルはそれなりに幅広い。元々は、漫画、アニメに浸る所謂二次元オタク。加えてフィギュアスケート、たった一人だけだけど女性アイドルも。健くんに初めて興味を持った頃は特に、関心のあるいろんなものに手を出していたような気がする。ただ、そんなつまみ食いっぷりからは想像しづらいかもしれないけれど、沼にハマるまでにそれなりに紆余曲折ある人間でもあった。気になるな、ちょっと調べてみよう、そして離れる。また気になるな、また調べてみよう、そしてまた離れる。みたいな。
三宅健、及びV6も例外に漏れず。大きく分けて3回の出会いがあって、その3回目にしてようやくファンになった。その1回目の邂逅から沼落ちに至るまでを、思い出せる限り書いてみる。
 
 
出会いその1
3回のうちの1回目を語る前に、V6に関心を持つ前のイメージみたいなものも思い起こしてみた。
最初にV6と出会ったのはいつだっただろう。本当に本当に初めましてだったのは。多分相当前だ。気がついたらV6を知っていた。元々テレビっ子だったのもあって、全く見ない子よりは知っていた気がする。とはいえ、当時私が知っていた曲と言えばMusic for the people、MADE IN JAPAN、本気がいっぱい、愛なんだ、Take me higherくらいなもので、完全に一般人程度の認識度だった。
ちなみに私はV6ファンの中では比較的若い方だと思う。にも関わらず、比較的昔の曲が多いのは何故なのか。自分でもよく分からないが、音楽番組の特集で見たからだろうか。あと、V6は愛なんだ、Waになってなどのデビュー当初の曲を披露することが多いというのもあるかもしれない。とりわけ愛なんだはよく耳にした。それもあってか愛なんだはファンになる前から好きな曲だった。

それからV6にハマる前も、ある程度人物は把握していた。坂本くんはリーダー。長野くんはグルメ。イノッチはかんぽさん。剛くんは喰いタン。岡田くんは俳優をしていて、図書館戦争に出ていた。そんな感じのぼやっとしたイメージがあった。
ここまできてあれ?と思ったかもしれない。
そう。三宅健
健くんのイメージだけ、実はあまりなかった。なんか可愛い人。髪が明るくて、ちょっとチャラそう?くらいの上記のメンバー以上にふわっとしたイメージしかなかった。先述した通り、私は三宅担だ。一番イメージが浮かばなかった人に、今一番魅せられている。人生とは何が起こるかわからないものだなあ。なんてしみじみ思ってしまう。
 
じゃあ今度は、健くんに関心を持ったきっかけとしての、1回目。それは2015年の24時間テレビだった。
毎年何となく見ていた。その年も緩く見るものだと思っていた。事前の番宣に健くんが出ているのを見るまでは。
波瀾爆笑、月曜から夜更かし。健くんが番宣で出た番組を何気なく見て、私は気がついた。
こ の 人 超 可 愛 い と 。
V6ファンからしたら今更この上ないことだろうが、本当に驚いた。外見の若さは言うまでもないが、当時は彼の年齢を知らなかったので、そこはあまり意識しなかった。なんというか、発言のエッジのきき方というか。こんなにズバズバ言う人だったのか、と驚いたのだ。特に印象に残っている彼の言葉は、今でもはっきり思い出せる。
 
「テープチェンジすればいいじゃん!」
 
これだ。
いや、それかよと。なんでそれだよと。思ったかもしれないけど、しれないけど、これが衝撃的だったのだ。
夜更かしって、当時は特に、「テープが切れるので巻きでお願いします」みたいなスタッフの指示で番組を終えることがわりとよくあった。そしてマツコさん村上さんの2人も、特に異議を申し立てるでもなく、ああそうねと番組を終了していた。視聴者の私も、ああそうねと納得していた。それなのに、だ。健くんは何のためらいもなく、テープチェンジをすればいいと言った。そこで初めて、確かに! とレギュラー2人と一緒になって私も感動したのだ。 
マツコさんに世界の健ちゃんと言われる逸材。自由人でありながらもそれが許される天性の可愛さ。とにかく私は一連の出来事で彼のことが気になりはじめ、24時間テレビが俄然楽しみになったのだ。
多分その頃、健くんが手話ができることを知った。そのエピソードは人が良いなんてもんじゃなくて、それまでのチャラそう、というイメージを完全に撤回した。
そして24時間テレビを見て、伊東家の食卓懐かしい!と楽しんで。それまでは良かった。冒頭にも述べた通り、本当に一筋縄じゃいかない。そこでハマっていれば学校へ行こう復活スペシャルだって見られたというのに。20周年イヤーに乗り切れたというのに。私はその後しばらくV6から離れてしまった。
 
 
出会いその2
その後も私は、最初に述べた通り色々なジャンルに手を出した。
そうして夏と秋を乗り越えた、2016年2月頃。私は再びV6に、というか三宅健に出会うこととなる。これが二度目ましてだ。
その頃私は、ある女性アイドルを好きになった。
名前を出してしまうと話が逸れすぎてしまうような気がするので、あえて深くは掘り下げないけど、彼女との出会いも中々紆余曲折あった。ちなみに彼女は、もう芸能界にいない。つい最近、新たなステージへと踏み出していってしまった。彼女のことについてはまたいつかどこかで。
で、なんで彼女の話をしたかっていうと、健くんとの二度目ましてに一役買ってくれたのが彼女だったのだ。もちろん、彼女と健くんが共演したとか、そういう直接的要因ではなくて。
とある場所で、どこかの誰かによる、“彼女と健くんに似たものを感じる”という言葉に出会ったのが、二度目ましてのきっかけだった。
 
「アイドルを貫き、そして自身の努力は見せないストイックなところ」
「自分に何を求められているか、どうファンに応えていくかというところで徹底している」
 
若干改変しているけど、そんな言葉だった。私はそのコメントを見て、夏ぶりに健くんを思い起こした。三宅健、あの三宅健か、と。そしてその場所で、更に気になる言葉を見た。
「悲しいほどにアイドルは泣ける」と。
どういう意味だ?と思った私は即調べた。気になったらすぐググる。私のポリシーだ。そして、それが彼のソロ曲であることを知り、あまり大きい声では言えないけれどライブの姿をこっそり見た。
改めて考えると私が今まで見ていた三宅健はバラエティでの姿ばかりで、“アイドル”としての彼をしっかり見たのはそれが初めてだったかもしれない。
端的に言えば、惚れた。
こんなにカッコイイのか。こんな個性的で魅力的な歌声なのか。とにかく驚き、彼の新たな一面を知った。俄然彼が、三宅健が、私の気になる人になったのだ。多分そのときが、私が“アイドル三宅健”に魅せられた一番最初だった。
しかしまたも、私は遠回りをする。それ以上は手を出さなかった。何故なのかは正直自分でもよくわからないが、自分が男性アイドル、それもジャニーズなんて、柄じゃないとでも思ったのかもしれない。
こうして私の心の片隅に、V6、及び三宅健という存在がひっそり佇むことになる。
 
 
出会いその3
そしてついに、ついに3回目。V6に落ちた、そう、まさしく深い深い底のない穴にでも落ちたような、そんな長い落下の旅の始まりを与えてくれたきっかけ。
それは簡潔に言えば、Twitterを始めたことだった。
と、言っても、当然V6のためのアカウントではない。私は二次オタだったので、それを語るための垢を作った。それまでSNSとは縁もゆかりも無い、始める気もない人間だったが、ある作品を好きになり、その作品が好きな人にリアルで出会うことができず、とにかくこの思いをぶつけたい!とついにTwitterを始めたのだった。2016年の5月頃のことだ。
ちなみにその作品は男性アイドルゲームだったのだが、まさかそれがきっかけで繋がった方に、大のV6ファンがいらっしゃるとは。本当に、出会いとは摩訶不思議だ。
7月2日。健くんの誕生日に行われたMusic day。それを何気なく見つつ、TLを追っていた。シャッフルメドレーいいな…うちの担当アイドルもやらないかな…なんてツイートに混じって、あるツイートを見つけた。それはV6の出番にて盛り上がる1人のフォロワーさん。彼女がV6ファンであることをそのとき知り、話しかけてみたくなった。しかし、V6は気になっていたといえど、あまり詳しくない。話しかけにいったところで彼女ににわかっぷりを露呈してしまうだけだ。元々チキンでリプライを送るのが苦手だったのもあり、尻込みしてしまった。
しかしまた、チャンスはやってきた。それから数日後、私は彼女と話すようになったのだ。V6とは関係ない話題ではあったが、意外と趣味が合い、話が弾んだ。
そして突然、その時はやってきた。
偶然、本当に偶然、ジャニーズの話題になったのだ。ここぞとばかりに私はV6が気になっている、と言ってみた。すると彼女は、親切に色々教えてくれた。今なら全シングルが入ったベストアルバムがあるから、それを聞けば間違いない。あとはREADY?やOMGなんかもオススメだ。そんな感じで。
私は即某レンタルショップにCDを借りにいき、SuperVerybestを一気に聞いた。もう、完全に好みド真ん中だった。ああ、この曲もV6か、この曲も聞いたことがあるぞ、そんな風にずぶずぶと沼にハマっていくのを感じた。
そしてV6の楽曲が好きかもしれない、なんて呟いてみたら、あれよあれよと見つかる同士さん。持論だけど、V6のファンは親切な人が多いと思う。右も左も分からない私に、オススメの曲、番組等々たくさん教えてくださった。普段人の布教で落ちることが少なく、自ら飛び込み開拓していくことの多い私は、人の布教がこんなに有難いものだったとは知らなかった。自分では中々知りえなかったところにも手を出せる。痒いところに手が届くとはまさにこのこと。
そんなこんなで、要するに、多くの親切なフォロワーさんによって、V6が気になっては遠ざかり…を繰り返していた私は一気にその世界へ引き込まれたのだった。
がっつりハマってからは、とにかく色々調べ、CDを借り、DVDを買い、大型歌番組の出演を耳にしてはわくわくして。今まで色んなジャンルで趣味を満喫していたはずだったのに、そんなの比べ物にならないくらい毎日が充実して、生きることが楽しくなった。大袈裟じゃなく。
 
 

「アイドルは探すものじゃなくて、向こうからやってくるものだから」
 

最近放送されたとあるバラエティ番組に出演した、とあるアイドルを熱烈に応援していたファンが残した言葉。私は本当に、まさにその通りだと思う。健くんも、その前に好きになった女性アイドルも。それからもう1人、心から大好きな二次元のアイドルも(彼のこともいつかどこかで)。私の人生を変えてくれたアイドルたちは、みんな、みんな突然私の前に現れる。それまで全く気にかかっていなかったのに、突然現れて、それなのに、捕まえてごらんとでも言いたげに去っていく。そのほんの一瞬に惹かれてしまったら最後、追いかけてしまう運命なのだ。魅せられてしまう、運命だったのだ。
 
健くんを好きになって、そしてV6のファンになって、1年と2ヶ月ほどが過ぎた。私はいつまで、彼を追いかけ続けることができるんだろう、なんて不安になることもあるけれど。健くんが楽しそうに笑っているところを見たら、もう何もかもが全て上手くいくような気がして、何もかもが救われるような気がして、辛いことなんか全部どうでもよくなってしまうから。
だから多分、大丈夫だ。
私はまだしばらくは、三宅健というアイドルから目が離せないらしい。