言の葉の雨が降りしきる

V6を中心にアイドルのこととか色々綴る。エッセイもどきも書いたり。綺麗なものを言葉にしたい。

三宅健というアイドルに魅せられた話

最近、Twitterを辞めた。
辞めた、というとちょっと嘘になる。滅多に触らなくなった、というべきか。
そうしたら、自分の思いを言葉に残すことができなくなって、少し息苦しくなってしまった。Twitterはいわゆるオタ垢みたいなもので、日々のオタク活動のあれやそれを思うままに綴ることのできる場所だった。それを失ったことに加えて、リアルの友人で共通のジャンルを応援する人がいなかったことも、息苦しさをより助長した。
このままだと溜め込んだ気持ちが膨れて爆発する、とすら思えた。言葉を綴りたくて仕方なかった。そこで手を出してみたのがこのブログというわけだ。言ってしまえば日記だ。チラシの裏にでも書いておくべき程度のことかもしれないが、それはそれで何だかちょっと切ないので、この場をお借りしてひっそりと書き連ねてみようと思う。
 
そして。こういう場で最初に語るならやはり自担との出会いだろう。ということで、前置きはこの辺にしてタイトル通り三宅健くんのファンになるまでを備忘録として書いていく。
 

私は世間一般で言うところのオタクというやつだ。とはいっても、そのオタクのジャンルはそれなりに幅広い。元々は、漫画、アニメに浸る所謂二次元オタク。加えてフィギュアスケート、たった一人だけだけど女性アイドルも。健くんに初めて興味を持った頃は特に、関心のあるいろんなものに手を出していたような気がする。ただ、そんなつまみ食いっぷりからは想像しづらいかもしれないけれど、沼にハマるまでにそれなりに紆余曲折ある人間でもあった。気になるな、ちょっと調べてみよう、そして離れる。また気になるな、また調べてみよう、そしてまた離れる。みたいな。
三宅健、及びV6も例外に漏れず。大きく分けて3回の出会いがあって、その3回目にしてようやくファンになった。その1回目の邂逅から沼落ちに至るまでを、思い出せる限り書いてみる。
 
 
出会いその1
3回のうちの1回目を語る前に、V6に関心を持つ前のイメージみたいなものも思い起こしてみた。
最初にV6と出会ったのはいつだっただろう。本当に本当に初めましてだったのは。多分相当前だ。気がついたらV6を知っていた。元々テレビっ子だったのもあって、全く見ない子よりは知っていた気がする。とはいえ、当時私が知っていた曲と言えばMusic for the people、MADE IN JAPAN、本気がいっぱい、愛なんだ、Take me higherくらいなもので、完全に一般人程度の認識度だった。
ちなみに私はV6ファンの中では比較的若い方だと思う。にも関わらず、比較的昔の曲が多いのは何故なのか。自分でもよく分からないが、音楽番組の特集で見たからだろうか。あと、V6は愛なんだ、Waになってなどのデビュー当初の曲を披露することが多いというのもあるかもしれない。とりわけ愛なんだはよく耳にした。それもあってか愛なんだはファンになる前から好きな曲だった。

それからV6にハマる前も、ある程度人物は把握していた。坂本くんはリーダー。長野くんはグルメ。イノッチはかんぽさん。剛くんは喰いタン。岡田くんは俳優をしていて、図書館戦争に出ていた。そんな感じのぼやっとしたイメージがあった。
ここまできてあれ?と思ったかもしれない。
そう。三宅健
健くんのイメージだけ、実はあまりなかった。なんか可愛い人。髪が明るくて、ちょっとチャラそう?くらいの上記のメンバー以上にふわっとしたイメージしかなかった。先述した通り、私は三宅担だ。一番イメージが浮かばなかった人に、今一番魅せられている。人生とは何が起こるかわからないものだなあ。なんてしみじみ思ってしまう。
 
じゃあ今度は、健くんに関心を持ったきっかけとしての、1回目。それは2015年の24時間テレビだった。
毎年何となく見ていた。その年も緩く見るものだと思っていた。事前の番宣に健くんが出ているのを見るまでは。
波瀾爆笑、月曜から夜更かし。健くんが番宣で出た番組を何気なく見て、私は気がついた。
こ の 人 超 可 愛 い と 。
V6ファンからしたら今更この上ないことだろうが、本当に驚いた。外見の若さは言うまでもないが、当時は彼の年齢を知らなかったので、そこはあまり意識しなかった。なんというか、発言のエッジのきき方というか。こんなにズバズバ言う人だったのか、と驚いたのだ。特に印象に残っている彼の言葉は、今でもはっきり思い出せる。
 
「テープチェンジすればいいじゃん!」
 
これだ。
いや、それかよと。なんでそれだよと。思ったかもしれないけど、しれないけど、これが衝撃的だったのだ。
夜更かしって、当時は特に、「テープが切れるので巻きでお願いします」みたいなスタッフの指示で番組を終えることがわりとよくあった。そしてマツコさん村上さんの2人も、特に異議を申し立てるでもなく、ああそうねと番組を終了していた。視聴者の私も、ああそうねと納得していた。それなのに、だ。健くんは何のためらいもなく、テープチェンジをすればいいと言った。そこで初めて、確かに! とレギュラー2人と一緒になって私も感動したのだ。 
マツコさんに世界の健ちゃんと言われる逸材。自由人でありながらもそれが許される天性の可愛さ。とにかく私は一連の出来事で彼のことが気になりはじめ、24時間テレビが俄然楽しみになったのだ。
多分その頃、健くんが手話ができることを知った。そのエピソードは人が良いなんてもんじゃなくて、それまでのチャラそう、というイメージを完全に撤回した。
そして24時間テレビを見て、伊東家の食卓懐かしい!と楽しんで。それまでは良かった。冒頭にも述べた通り、本当に一筋縄じゃいかない。そこでハマっていれば学校へ行こう復活スペシャルだって見られたというのに。20周年イヤーに乗り切れたというのに。私はその後しばらくV6から離れてしまった。
 
 
出会いその2
その後も私は、最初に述べた通り色々なジャンルに手を出した。
そうして夏と秋を乗り越えた、2016年2月頃。私は再びV6に、というか三宅健に出会うこととなる。これが二度目ましてだ。
その頃私は、ある女性アイドルを好きになった。
名前を出してしまうと話が逸れすぎてしまうような気がするので、あえて深くは掘り下げないけど、彼女との出会いも中々紆余曲折あった。ちなみに彼女は、もう芸能界にいない。つい最近、新たなステージへと踏み出していってしまった。彼女のことについてはまたいつかどこかで。
で、なんで彼女の話をしたかっていうと、健くんとの二度目ましてに一役買ってくれたのが彼女だったのだ。もちろん、彼女と健くんが共演したとか、そういう直接的要因ではなくて。
とある場所で、どこかの誰かによる、“彼女と健くんに似たものを感じる”という言葉に出会ったのが、二度目ましてのきっかけだった。
 
「アイドルを貫き、そして自身の努力は見せないストイックなところ」
「自分に何を求められているか、どうファンに応えていくかというところで徹底している」
 
若干改変しているけど、そんな言葉だった。私はそのコメントを見て、夏ぶりに健くんを思い起こした。三宅健、あの三宅健か、と。そしてその場所で、更に気になる言葉を見た。
「悲しいほどにアイドルは泣ける」と。
どういう意味だ?と思った私は即調べた。気になったらすぐググる。私のポリシーだ。そして、それが彼のソロ曲であることを知り、あまり大きい声では言えないけれどライブの姿をこっそり見た。
改めて考えると私が今まで見ていた三宅健はバラエティでの姿ばかりで、“アイドル”としての彼をしっかり見たのはそれが初めてだったかもしれない。
端的に言えば、惚れた。
こんなにカッコイイのか。こんな個性的で魅力的な歌声なのか。とにかく驚き、彼の新たな一面を知った。俄然彼が、三宅健が、私の気になる人になったのだ。多分そのときが、私が“アイドル三宅健”に魅せられた一番最初だった。
しかしまたも、私は遠回りをする。それ以上は手を出さなかった。何故なのかは正直自分でもよくわからないが、自分が男性アイドル、それもジャニーズなんて、柄じゃないとでも思ったのかもしれない。
こうして私の心の片隅に、V6、及び三宅健という存在がひっそり佇むことになる。
 
 
出会いその3
そしてついに、ついに3回目。V6に落ちた、そう、まさしく深い深い底のない穴にでも落ちたような、そんな長い落下の旅の始まりを与えてくれたきっかけ。
それは簡潔に言えば、Twitterを始めたことだった。
と、言っても、当然V6のためのアカウントではない。私は二次オタだったので、それを語るための垢を作った。それまでSNSとは縁もゆかりも無い、始める気もない人間だったが、ある作品を好きになり、その作品が好きな人にリアルで出会うことができず、とにかくこの思いをぶつけたい!とついにTwitterを始めたのだった。2016年の5月頃のことだ。
ちなみにその作品は男性アイドルゲームだったのだが、まさかそれがきっかけで繋がった方に、大のV6ファンがいらっしゃるとは。本当に、出会いとは摩訶不思議だ。
7月2日。健くんの誕生日に行われたMusic day。それを何気なく見つつ、TLを追っていた。シャッフルメドレーいいな…うちの担当アイドルもやらないかな…なんてツイートに混じって、あるツイートを見つけた。それはV6の出番にて盛り上がる1人のフォロワーさん。彼女がV6ファンであることをそのとき知り、話しかけてみたくなった。しかし、V6は気になっていたといえど、あまり詳しくない。話しかけにいったところで彼女ににわかっぷりを露呈してしまうだけだ。元々チキンでリプライを送るのが苦手だったのもあり、尻込みしてしまった。
しかしまた、チャンスはやってきた。それから数日後、私は彼女と話すようになったのだ。V6とは関係ない話題ではあったが、意外と趣味が合い、話が弾んだ。
そして突然、その時はやってきた。
偶然、本当に偶然、ジャニーズの話題になったのだ。ここぞとばかりに私はV6が気になっている、と言ってみた。すると彼女は、親切に色々教えてくれた。今なら全シングルが入ったベストアルバムがあるから、それを聞けば間違いない。あとはREADY?やOMGなんかもオススメだ。そんな感じで。
私は即某レンタルショップにCDを借りにいき、SuperVerybestを一気に聞いた。もう、完全に好みド真ん中だった。ああ、この曲もV6か、この曲も聞いたことがあるぞ、そんな風にずぶずぶと沼にハマっていくのを感じた。
そしてV6の楽曲が好きかもしれない、なんて呟いてみたら、あれよあれよと見つかる同士さん。持論だけど、V6のファンは親切な人が多いと思う。右も左も分からない私に、オススメの曲、番組等々たくさん教えてくださった。普段人の布教で落ちることが少なく、自ら飛び込み開拓していくことの多い私は、人の布教がこんなに有難いものだったとは知らなかった。自分では中々知りえなかったところにも手を出せる。痒いところに手が届くとはまさにこのこと。
そんなこんなで、要するに、多くの親切なフォロワーさんによって、V6が気になっては遠ざかり…を繰り返していた私は一気にその世界へ引き込まれたのだった。
がっつりハマってからは、とにかく色々調べ、CDを借り、DVDを買い、大型歌番組の出演を耳にしてはわくわくして。今まで色んなジャンルで趣味を満喫していたはずだったのに、そんなの比べ物にならないくらい毎日が充実して、生きることが楽しくなった。大袈裟じゃなく。
 
 

「アイドルは探すものじゃなくて、向こうからやってくるものだから」
 

最近放送されたとあるバラエティ番組に出演した、とあるアイドルを熱烈に応援していたファンが残した言葉。私は本当に、まさにその通りだと思う。健くんも、その前に好きになった女性アイドルも。それからもう1人、心から大好きな二次元のアイドルも(彼のこともいつかどこかで)。私の人生を変えてくれたアイドルたちは、みんな、みんな突然私の前に現れる。それまで全く気にかかっていなかったのに、突然現れて、それなのに、捕まえてごらんとでも言いたげに去っていく。そのほんの一瞬に惹かれてしまったら最後、追いかけてしまう運命なのだ。魅せられてしまう、運命だったのだ。
 
健くんを好きになって、そしてV6のファンになって、1年と2ヶ月ほどが過ぎた。私はいつまで、彼を追いかけ続けることができるんだろう、なんて不安になることもあるけれど。健くんが楽しそうに笑っているところを見たら、もう何もかもが全て上手くいくような気がして、何もかもが救われるような気がして、辛いことなんか全部どうでもよくなってしまうから。
だから多分、大丈夫だ。
私はまだしばらくは、三宅健というアイドルから目が離せないらしい。